2013年8月26日月曜日

1973年のヴィンテージワイン シャトーマルゴー

5大シャトーの中で最も早飲みタイプのワイン、というと誤解を招くかもしれませんが、逆に言い換えればいつ飲んでも美味しいとも言えるタイプのワインと言えます。
対極にあるのが、シャトー・ラトゥールでしょうか。 ラトゥールはポイヤックのカベルネ特有の頑固さと硬さを持ち、じっくりと時間をかけ熟成させて初めてそのポテンシャルを発揮し人々を魅了するタイプのワインです。 10年くらいの年月を経たラトゥールを飲んでも、じっと殻にこもり頑なにその本性を見せようとしない頑固なものに出会うことも少なくありません。

しかし、シャトーマルゴー程エレガントで美しくそして上品なワインはないと思います。
天候の関係で早飲みタイプとなってしまった1973年を例に取ると、どのシャトーも歴史に残る大作を出したとはいえませんが、さすがは1級シャトーと言えるものも中にはあります。
実は5年ほど前にシャトーマルゴーの1973を飲んだことがありましたが、もちろんパワフルなワインではないものの、その繊細な味わいの線上にうっすらと1級シャトーの資質のようなものを感じられこれがマルゴーなんだと納得させられた記憶があります。
シャトーマルゴーはボルドーのシャトーの中では珍しく自分たちで樽も作っています。 そんなこだわりがマルゴーらしさを表現する要素となっています。

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